新 かんおんの森から

1年生歩行教室を行いました

☆「飛び出しは」(指導員)
「しません!!」(1年生)

「右・左をよく見て」(指導員)

「わたる」(1年生)
「横断歩道では,とまって」(指導員)
「右・左・右」(1年生)
「確認。」(指導員)

27日金曜日,交通安全協会の指導員に来ていだいて,
1年生が歩行教室を開きました。

子どもたちの聞く姿勢は,大変りっぱでした。
体験学習にも真剣に取り組みました。
最後に,
「ボールは買えるけど,命は買えません!
命の大切さをお話されました。

「自分の命は自分で守る」。大切な命の学習になりました。

みなさん,歩行者用信号機の青が点滅したときに,どうされますか?
子どもたちは,「走って渡る!」と答えていました。それを聞いた指導員さんは,
「走るのではなく,急いで渡りましょう。」と教えられました。
それを聞いて,私は,以前横断歩道を走って渡ると,
右折を急ぐ車とぶつかるから危険だというのを聞いたことを,思い出しました。

信号機の青は点滅したときは,横断歩道の半分までは,「引き返す」。
半分より向こう側のときは,「急いで渡る」。
このことを忘れないで,どの子も安全に気をつけて
交通事故にあわないようにしてほしいと願っています。
(生徒指導主事 垣内田 篤)
ある研修会からの学び@
「学び続ける教師だけが子ども達の前に立てる」
担任時代から常に自戒の言葉として言い聞かせてきた言葉です。
校長になっても同じ。

昨日は,お昼から「特別支援教育」の研修会に参加しました。
講師は,特別支援教育の第一人者,大阪教育大学名誉教授竹田契一先生です。

「行動力・指導力のある校長がいないと特別支援教育は動かない。」
「特別支援教育は教育の原点です。」
竹田先生の言葉に,何度も心を奮い立たされました。
特別支援教育のねらいは,
「一人一人の子どもたちの教育的ニーズに応じる教師の指導力のレベルアップ」。
指導力のレベルアップに向けて,これからも学び続けていきたいと思います。

☆さて,発達障害と聞くと,エジソン,トムクルーズ,坂本竜馬など
有名人の名前をよく聞きます。
しかし,話の中で思いがけない人の名前が出たことにびっくりしました。
私自身が担任時代に授業で扱った人物です。

☆一つの問いを子どもたちに投げかけました。
「日本人のある人が本当に言った言葉です。どんな人か想像してごらんなさい。」
という問いです。みなさんも,ちょっと考えてみてください。

@「ぼくは足し算は得意じゃない。引き算ならまあね…」
A大失敗の時は,「もうなんてこんなバカに生まれたんだろう,
そのたった一言にどうして気が付かなかったんだろう。」と思いました。

B「ぼくがほんとうに成功した例は2回ぐらい。
失敗した例は,大きな失敗は
3回ぐらいかな,だけど小さい失敗はしょっちゅうしています。
だから,失敗に慣れちゃって,失敗なんかへとは思わなくなりました。」

C「だいたい,予測のはやいやつってのは伸びないね。
聞いてね『わからん』と考え出してね,
1週間ぐらいして『分かりました』って,
やってくるやつの方が将来伸びるね。」

D「ぼくはね,成績もよくなかったし,
いつもまん中よりちょっと上ぐらいのところだよ。」

E「ぼくなんか,田舎の高校を出て,大学にビリぐらいで入ったわけですよ。」

☆さて,どのような人を予想されましたか。
「あっ,校長先生じゃない」と思われた方はいませんか。
正解は,広中平祐です。
京都大学,ハーバード大学で学び,数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を
受賞した
2人目の日本人です。

☆人はさまざまな個性をもち,子どもたちも,まさに,さまざまな力を持っています。
その子どもたちの才能を見つけ出し,伸ばしていく,
そこに教育というやりがいがあるのだと私は思います。

H23.6.01

                                   

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